銀座・古美術 祥雲からの展示会情報やお知らせです

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小壺

店内に、野の花の似合う縄文や弥生土器、須恵器など取り揃えております。





ホタルブクロとミヤコワスレ(須恵器長頚壺:鉄台)
古瓦
 

仏教伝来の歴史を感じさせる白鳳時代の寺院に使われた古瓦の断片。

【古瓦について】
 六世紀の法隆寺造営は先進文化への憧れや到達への意欲を搔き立て、その後聖徳太子のもとに寺院建築は畿内から地方へと広まっていき、多くの瓦が使われるようになりました。当時の人たちにとって大陸文化は波打つ甍や鴟尾*(しび)となり目の前に押しよせてきていました。しかし、それらの寺院はすべて木造建築で、長い年月の間にその大半が失われ、礎石や瓦が残るだけになります。中でも瓦は大量にあり、そのまま動かされずに埋もれて、後代の遺跡発見の手がかりとなりました。
古代の瓦葺は平瓦と丸瓦を交互に葺き並べた形で、更に棟には熨斗瓦なども積み重ねられますが、主に装飾があるのは屋根の端の瓦当(がとう)といわれる部分で、主に鐙瓦(あぶみかわら)と平瓦の先端に瓦当をつけたものがあります。当 初は朝鮮半島の百済(くだら)や高句麗(こうくり)の様式が伝わり、その後には新羅(しらぎ)や中国の唐様式が用いられ、その後に和様化していきます。文 様は主に蓮弁や唐草が用いられている場合が多いですが、寺や時代によってそれぞれ違い、後世になってその蓮弁の形や数、唐草の種類などによって分類が行な われるようになります。
また、寺跡の遺跡研究が始まる前の平安末期には、文人たちが散乱する瓦に目をつけて硯として愛用していたと言われています。
*鴟尾(しび)- 瓦葺き屋根の両側につけられる飾りで魚が尾を水面から出した姿を具象化したものとされる



 

 


東美特別展
 
3年に1度開催される東京美術倶楽部の特別展(10月18日〜20日)に参加し、無事終了いたしました。
沢山のご来場、ありがとうございました。

祥雲出展の様子




毘沙門天(鎌倉時代)と二月堂焼経(奈良時代)





外から見た様子。明恵上人夢の記(鎌倉時代)と蒔絵の櫃に紅葉を生けました。






戸田浩二作 新作の水瓶も人気でした。




閼伽桶
 

うっすらとした記憶の中の、ぼんやりとした心地よさ。

閼伽桶を手にすると素敵な人の楚々とした風情が浮かびます。

閼伽桶好きな学者M氏から仏教と美術の話を伺うのを楽しみにしていた20代の頃。

あこがれていた女性の赤漆棚に置かれた小ぶりなもの。

時々訪ねるG氏の黒々とした閼伽桶にはいつも季節の花が添えられています。

 

仏器の中でも古い時代の華瓶や水瓶の完璧な優美さは、そのものが観音のような存在に感じることがあります。

それに比べると閼伽桶はどこか仕えるもののイメージです。

煩悩を洗い流す浄水を受けるにふさわしい、寛容さを感じます。

 


 エンレイソウの大きな葉。水際を眺める。

閼伽桶(室町時代 高11cm(把含まず) 径12cm)

閼伽桶は浄水を汲み、そこから六器へと水を潅ぐほか、お香を入れて使われました。

静かであかるいーすずらんと須恵器短頸壺


花屋の片隅に大きな葉に隠れて白い花が顔をのぞかせていました。

幼いころ庭にたくさん咲いていたのを思い出し、懐かしさに一輪いただきました。なにに入れようかと考えながら、足早に店に向かう。

須恵器のさらりとした肌にすずらんの緑と白のコントラストが、静かであかるい。

古墳時代の短頸壺は口辺のつくりが繊細ですが、ほんの小さな欠けがあるくらいでよく残っています。おそらく蓋がかぶせてあったからでしょう。


すずらんと須恵器短頸壺(古墳時代 高8僉〃12僉


古美術入門展
4月28日(木)−5月1日(日)

11時〜18時 (会期中は休まず営業)

仏教版画や拓本、縄文、弥生、須恵器、瓦、鏡、金銅仏など、祥雲 1.2階にて展示いたします。


★展示期間中、1階にて江戸の仏教版画、お札なども展示します。

グッドデザインの八百万の神仏が登場。

庶民のお守り“渋くてかわいい仏さま”に願いを込めて、

江戸のお札の売り上げ全額を震災の義援金に致します。


★また、勾玉や埴輪のデザインのオリジナルTシャツ(各2500円)も各種販売し、全額を震災義援金とします。


尚、ゴールデンウィーク中 5月2日(月曜定休) 3日〜5日の4日間は連休となります。


  
古くて美しいもの −古美術入門−




関 美香 著  

平凡社コロナブックス刊
144ページ
1600円(税抜き)

が発売、書店に並びはじめました。

日本の古代、中世の美術を中心に、やきものや宗教美術を写真と文章で紹介しております。
3人のコレクターの方々のインタビューも含みます。




 
見捨てがたきもの

曼荼羅残欠 (鎌倉時代)

平安時代の鏡像を中心に仏像、仏画断簡、図像抄、古写経、法具、勾玉、縄文土器 など
2010年12月11日(土)ー26日(日)
11時ー18時(月曜休み)祥雲 2階展示室

今年も”見捨てがたきもの”の展示をいたします。

暮れのひととき、古美術の上を流れた、ゆったりとした時間を感じていただけたらと思います。 (関 美香)

"見捨てがたきもの”と”はやま文庫”の出品の一部は随時ブログでも紹介しています
はやまそうそう300字エッセイ;
http://hayama-sousou.jugem.jp

◆古くて美しいもの -古美術入門-  

   関美香 著  平凡社コロナブックス刊
     12月18日頃、発売の予定です。
     日本の古代美術、宗教美術を中心に執筆いたしました。
 
◆はやま文庫

”見捨てがたきもの”の展示会中
祥雲1階の展示スペースにて、期間限定の本屋さんを開店いたします。

和書、洋書、
聖書、写真集、随筆など
クリスマスのプレゼントにもどうぞ


 
花の器展 

会期 10月23日(土)―11月6日(土)まで

11時ー18時(月曜休み)

秋の草花が似合う縄文、弥生土器や須恵器、古銅、古窯などを数多く揃えました。(関 隆)

会場 古美術 祥雲





東美特別展開催
お天気にも恵まれて、初日から大勢の方々が来場しています。
遠方からいらっしゃる方、1階から4階までじっくりご覧になり、4〜5時間楽しまれる方もいらっしゃいます。日曜日まで開催いたしておりますので是非、足をお運びください。




祥雲のブースは1階入り口正面です。