銀座・古美術 祥雲からの展示会情報やお知らせです

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閼伽桶
 

うっすらとした記憶の中の、ぼんやりとした心地よさ。

閼伽桶を手にすると素敵な人の楚々とした風情が浮かびます。

閼伽桶好きな学者M氏から仏教と美術の話を伺うのを楽しみにしていた20代の頃。

あこがれていた女性の赤漆棚に置かれた小ぶりなもの。

時々訪ねるG氏の黒々とした閼伽桶にはいつも季節の花が添えられています。

 

仏器の中でも古い時代の華瓶や水瓶の完璧な優美さは、そのものが観音のような存在に感じることがあります。

それに比べると閼伽桶はどこか仕えるもののイメージです。

煩悩を洗い流す浄水を受けるにふさわしい、寛容さを感じます。

 


 エンレイソウの大きな葉。水際を眺める。

閼伽桶(室町時代 高11cm(把含まず) 径12cm)

閼伽桶は浄水を汲み、そこから六器へと水を潅ぐほか、お香を入れて使われました。