銀座・古美術 祥雲からの展示会情報やお知らせです

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写真集 見捨てがたきもの−華蔵Vol1より

この度、展示会”見捨てがたきもの”の展示品の中からいくつかの古美術品を写真集にすることにしました。撮影をしてくださった三谷龍二さんは木工作家です。18年前、京都で小さな蓋つきのこしょう入れのようなものを見つけました。美しい柾目の桜材でできていて、蓋のカーブといい全体に繊細でとても美しく、すっかり気に入ってこの作品を作った人の他の作品も見たいと思い松本にある三谷さんの工房を訪ねました。当時開店して間もない祥雲は現代工芸と古美術を半々のスペースで営業していたので、三谷さんに個展を行っていただくことになったのです。神代楡で作った美しい木目のお盆が古美術好きのお客様に喜ばれたのを思い出します。三谷さんは以前よりご自身の作品や風景などの写真を撮影していて、どの写真も静かな空気を持っていると感じておりました。久しぶりに以前と違う形ですが一緒にお仕事が出来たことを嬉しく思います。十数年ぶりに松本の工房を何度か訪ねて撮影をしていただきました。三谷さんは作品も生活もシンプルを貫いている方なので、彼の感覚からするとかなり装飾的である古美術品にどのように反応するのかとても興味がありました。一つ一つの作品に黙々と目を向けながら、ご自身の視点をカメラで追っている三谷さんの姿に、ものを作る人のしなやかな好奇心を感じました。

撮影後、三谷さんの写真を見ていて詩の本を読むような写真集にしたくなりました。短い言葉(音)を添えて作品の背景、特徴などを表現してみようと心がけました。楽しんでいただけると幸いです。
(関 美香)

写真集”見捨てがたきもの”冊子”華蔵”については祥雲のHPをご覧下さい。www.shouun.co.jp